轟音烈火!サイバーギタリスト、シン石丸「Binary 86」奏法分析
ネオサイバーメタルの雄、北東京から現れた超新星バンド、電脳空間カウボーイズ。
彼らのラップメタルとコンピュータ用語を融合したプレイスタイルは「北東メタル」と呼ばれ、暑い注目を浴びている。
電脳空間カウボーイズのギタリストにして、音楽ディレクターでもあるシン石丸に、新曲「Binary 86」のギター奏法について、インタビューしてみたぞ!(YOUNG PROGRAMMER誌 2006/3月号より)
YP(YOUNG PROGRAMMER誌):やぁ、シン。前作のシングル「Pipeline Love」はフォークソング調だったわけだけど、今回の「Binary 86」はHEAVYでプログレッシブなナンバーだね。
SI(シン石丸):そうだね。今回のテーマはマシン語だったんだ。マシン語といえば、コンピュータの低レベルレイヤーだろ?テーマが必然的にヘヴィーなサウンドを要求していたんだよ!俺たちは、曲の求める方向性にしたがっただけさ!必要な変化だったね。
YP:なるほど。曲ありきのアプローチだったってことだね。今回使用している機材について教えてくれるかな?
SI: OK!おやすい御用さ!今回使用したギターはIbanezの1994年製RG770だね。これにアーニーボールのオレンジ色の太い弦(YP注:シンが言いたいのは0.11 - 0.52のゲージのことと思われる)を張ってるんだ。そしてチューニングは全弦2音下げさ!6弦はCだね。まるで怒り狂ったバッファローのようなヘヴィーなサウンドだろ!
YP:同感だね。シンのギターソロでのプレイにキッズは注目してるみたいだけど、そのあたりについて説明してくれるかい?
SI: OK。ギターソロはハーモニクスとアーミングをあわせたプレイなんだ。一瞬アームダウンして、左手で、3弦5フレットを叩く。このとき、ワウペダルを踏み込んでおくとハーモニクスが出やすいんだよ!そしてハーモニクスが出たらアーミングさ!左手でハーモニクスを出すのが、難しく感じられるかもしれないけど、チカラをいれずにスピードを重視して叩いてみるとよいよ。5,7,9,14,16,17フレットあたりを使って、このソロは作られているんだよ。みんな、音を探してみてよ!
YG:シンのギターの写真の周りのものについても説明してもらっていいかな?
SI: はは。まずはギターの裏にある刀は、僕の愛刀で、古刀ごしらえ二尺四寸の無銘の業物さ。レコーディング中になにがおこるかわからないだろ?(笑)備えあれば憂いなしさ(笑)あと、横の酒瓶は、最近お気に入りの焼酎「さつま白波」だね!この味にはノックアウトされたよ!!サイコーさ!!怒りのギターを弾くには、アルコールが必要なんだよ(笑)
YP:飲みすぎには気をつけてね(笑)。では最後に、シンからキッズへのメッセージを。
SI: ギターやプログラミングに熱中するのも大切なことさ。だけど、たまには外にでたり、広い世界に目を向けるのも、大切なことさ!!常に曲の発する言葉に耳を傾けることだね!!Keep on Rock'n!!
YP:Thanks!! Shin!!
※これ、YOUNG GUITAR誌のパロディーなんで、わかんない人は本屋で読んでみてください。