ついつい買ってしまう商売上手の憎いアイツ。
そう、それはネットショッピング。
次々出される魅力的な商品に、財布のヒモがゆるみっぱなしの俺たちサイバースペースカウボーイズ。
熱砂焼け付くワールドワイドウェブの大砂漠。
俺たちに与えられた道具はつぎはぎだらけのJavaScript。
キッズが使えば単なるクズ言語だが、使いようによってはエクスカリバーにもなる。
こいつはひさびさにゾクゾクしてきたぜ。
某人気番組のクライマックス、パジェロ、パジェロ、が、クルマ、クルマに変わったとき。
みんなが感じたなにか。
奴らはいつだって、いい子ぶりっ子だ。
俺たちはそんなメディアに踊らされて行きているんだ。
これまで結構頑張って来た俺たちカウボーイズも、いよいよガマンの限界だ。
つまり、いい加減モテてモテて困る状態になりたいってこと。
ちょいモテヲタクを目指する俺たちに明日はあるのか?
額を伝う汗を拭い、カンカン照りの日差しの中、俺たちカウボーイは薮の中で息をひそめていた。
向かい来る敵を愛銃で次々に倒し、すばやく匍匐前進する。
草いきれの匂いの中で俺たちは思った。これが生き残るということだ。
地球上では常に数十億に及ぶサーバーが動いている。
そんなサーバーを守るため暗号技術が高度に進化する一方、それを破ろうとするブラックなカウボーイがいる。
人は彼らをアイスブレイカーと呼ぶ。
エンペラー。
カイザー。
アウグストゥス。
男ならいつかはクラウンを頭に抱く夢を抱いてやまない俺たちサイバースペースカウボーイズの妄想大会。
俺たち90年代カウボーイの心の拠り所。
第三新東京市。
水曜日が待ち通しかったあの頃を振り返る。
逃げちゃダメだ。
1月11日午前4時、あのとき連打したアップルストアの「購入」ボタン。
それ以来、いくつ眠れない夜を数え、なんど涙で枕を濡らしただろうか。
そして、ついに彼女はやってきた。
※電脳空間カウボーイズスペシャルウィーク!2話同時配信!
人と機械。生まれも育ちも違う二人だけど。
焼け付くようなクロックで燃え続けるクバチーノ生まれのシャイなアイツが俺の恋人。
そんな愛する一人と一台をつなぐ愛の赤い糸。それがユーザーインターフェース。
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